理学療法士におすすめの副業7選!資格を活かせる仕事や注目の副業を紹介

理学療法士の副業に興味はありませんか?

理学療法士3年目です。知識や経験も増えてきて、だんだん臨床が楽しくなってきました。一方で将来の結婚や子育てのことを考えると、お金のことが心配で心配で眠れません・・・。

お金のことを心配で副業に興味をもつ理学療法士は増えているみたいですね。

しかし、副業を始める前に知っておくべき注意点も存在します。

特に、勤務先の就業規則の確認や、過重労働の防止、確定申告の問題は重要なポイントです。

また、自分のライフスタイルに合った仕事を選ぶことも大切でしょう。

副業だけでなく、転職も視野に入れることで、収入アップとやりがいの両立が可能になるかもしれません。

本記事では、理学療法士の副業について、注意点と選び方のポイントを詳しく解説します。

自分らしい働き方を実現するための情報が満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

あなたのキャリアアップに役立つヒントが見つかるはずです。

目次

理学療法士が副業をする目的とは?収入アップやスキルアップが狙い目!

理学療法士が副業を始める主な目的は、収入アップとスキルアップの2点です。

理学療法士の平均年収は約400万円と、医療職の中では決して高くありません。そのため、副業で収入を補填したいと考える方が多いのです。

(厚生労働省.職業情報提供サイト jobtag:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/167
医師
4,453円
薬剤師
1,682円
看護師
1,438円
PT、OT、ST
1,298円
歯科衛生士
1,197円
医療従事者を除いた産業計の平均時給
1,276円

医師はもちろん、薬剤師や看護師とも差があるね・・・。

また、理学療法士の仕事は身体機能の回復が中心で、幅広い知識やスキルを身につける機会が少ないという側面もあります。副業を通じて多様な経験を積み、専門性を高めたいという思いから副業を始める方もいるでしょう。

理学療法士の平均年収と副業への期待

理学療法士の平均年収は約400万円ですが、これは経験年数によって大きく変動します。

新人の平均年収は約300万円ほどで、10年以上のベテランでも500万円に届かないケースが多いのが現状です。

月給年収(賞与4ヶ月/年として計算)
0年目23.61万円377.76万円
1〜4年目25.15万円402.40万円
5〜9年目27.49万円439.84万円
10〜14年目30.82万円493.12万円
15年以上34.40万円550.40万円
厚生労働省.職種、勤続年数・経験年数別所定内給与額(一般労働者)

一方で、結婚や出産、住宅ローンなどのライフイベントを迎えると、収入アップへの期待が高まります。副業による収入の上乗せに魅力を感じる理学療法士は少なくありません。

平均年収の伸び悩みを副業でカバーしたいという思いが、副業を始める大きな動機となっているのです。

副業で幅広いスキルを身につけ、理学療法士としてのやりがいを維持

理学療法士は医療職の中でも専門性が高く、身体機能の回復に特化した仕事をしています。

しかし、その反面、理学療法以外の幅広い知識やスキルを身につける機会は多くありません。

そこで、副業を通じて多様な経験を積み、自身の専門性を高めようとする理学療法士が増えているのです。

例えば、スポーツトレーナーとして活躍したり、セミナー講師として一般向けの健康講座を開いたりすることで、理学療法とは異なる知識やスキルを習得できます。

このように、副業で得た学びを本業に活かすことで、理学療法士としてのやりがいを維持し、モチベーションを高く保つことができるのです。

35歳以降も長く働き続けるために副業を選ぶ理学療法士が増加中

理学療法士は体力的にハードな仕事であり、加齢とともに体力の低下が課題となります。

特に35歳を過ぎると、身体的な負担が大きくなり、働き方の見直しを迫られるケースが少なくありません。

特にPTが抱える腰痛は論文としても発表されるほどで、職業性腰痛として挙げられています。(https://www.jstage.jst.go.jp/article/thpt/23/0/23_0_O021/_article/-char/ja/

そこで、副業を通じて理学療法士以外のキャリアを模索する人が増えているのです。

例えば、ライターとして理学療法の知識を活かした記事を執筆したり、自身の趣味を副業にして収入を得たりすることで、体力的な負担を軽減できます。

このように、35歳以降も長く働き続けるために、副業を選択肢の一つとして考える理学療法士が増加しているのです。

資格を活かせる副業や注目の仕事7選

理学療法士の資格を活かせる副業や注目の仕事には、以下の7つがあります。

それぞれの特徴や魅力を詳しく見ていきましょう。

1. スポーツトレーナー|個人契約でフリーランスとして活躍

スポーツトレーナーは、選手やアスリートのパフォーマンス向上をサポートする仕事です。

理学療法士の知識を活かして、怪我の予防やリハビリ、トレーニング指導などを行います。

個人契約でフリーランスとして活躍できるため、自由度の高い働き方ができるのが魅力です。

スポーツに関わる仕事に興味がある方におすすめの副業!

セミナー講師|理学療法士向けや一般向けの健康講座で活躍

セミナー講師は、理学療法士向けや一般向けの健康講座で活躍できる仕事です。

理学療法の専門知識を活かして、身体機能の維持・向上や怪我の予防などについて講義を行います。

自身の臨床経験を伝えることで、多くの人の健康意識を高められるのがやりがいにつながります。

セミナーを行う方法としては、以下のような方法が考えられます。

・院内で勉強会を行う
・X(元Twitter)やInstagramなどを通して、オンラインでセミナーを行う
・公民館などの公的な場で、一般の方向けに講義をする

少しずつアウトプットをする機会を増やして、フォロワーが増えていくと、相手から講義のオファーがくることも!

3. 休日開業|柔道整復師や鍼灸師などの開業権のある資格を取得

最近は休日を利用して、自分の治療院や整体院などを開業するPTも増えてきました。

しかし、理学療法士は開業権が認められていないため、開業するとしたら保険診療は行えず自由診療のみとなります。

理学療法士という名称は、医師からの指示のもとでしか使えないため、自分で開業するときは理学療法士という名称は使用できなくなります。

平成27年には、理学療法士協会からの理学療法士の開業に関する注意喚起も行われています。

理学療法士の名称を使用しない開業方法は以下のようなものがあります。

・デイサービスや訪問看護ステーション等の事務所を開設する
・整体院やエステサロンを開業する(理学療法を行うことはNG!)
・パーソナルトレーナーとして活動する

理学療法士の開業は、本来の生業とする分野からは逸脱した行為であるため、医療行為として行うことは禁止されていますので、注意し慎重に行動しましょう。

4. 非常勤勤務|病院やデイサービス、訪問リハビリなどで副収入

非常勤勤務は、病院やデイサービス、訪問リハビリなどで副収入を得る仕事です。

本業の勤務先とは別の医療機関で、週に1〜2回程度の頻度で勤務するケースが多いようです。

私自身も専門学校の非常勤講師として活動しています!

理学療法士としての経験を活かせるため、スキルアップにもつながります。

本業と近い仕事内容で副収入を得たい方に適した副業だと言えるでしょう。

5. パート・アルバイト|ジムやスポーツセンターで専門性を発揮

パート・アルバイトは、ジムやスポーツセンターで専門性を発揮できる仕事です。

トレーナーとして会員さんの運動指導を行ったり、怪我の予防やリハビリをサポートしたりします。

理学療法士の知識を活かして、多くの人の健康づくりに貢献できるのがやりがいです。

スポーツ施設に興味がある人や、パーソナルトレーナとしての活動も視野にある人にはおすすめの働き方といえるでしょう。

6. ライター|理学療法の専門知識を活かした記事の執筆や監修

ライターは、理学療法の専門知識を活かした記事の執筆や監修を行う仕事です。

医療系のWebメディアやパンフレットなどで、理学療法に関する情報を発信します。

自身の知識や経験を多くの人に伝えられるのがやりがいにつながります。

ライターは、個人的には理学療法士の副業として最もおすすめです!PCさえあればどこでも仕事ができることも魅力のひとつですね!

文章を書くことが得意な方や、情報発信に興味がある方に向いている副業だと言えるでしょう。

7. 趣味を活かす|自分の好きなことを副業にして収入アップ

趣味を活かした副業は、自分の好きなことで収入を得られる魅力的な選択肢です。

例えば、ヨガやピラティスのインストラクターとして活躍したり、スポーツ用品の販売や修理を行ったりすることで、趣味を収入に変えることができます。

理学療法士としてのスキルだけでなく、自分の興味や特技を活かせるのが大きな利点です。

好きなことを仕事にしたい方におすすめの副業だと言えます。

理学療法士が副業する際の注意点と確定申告の問題

理学療法士が副業を始める際には、いくつかの注意点があります。

勤務先の就業規則の確認、過重労働の防止、確定申告の問題など、しっかりと把握しておく必要があるでしょう。

スムーズに副業をスタートするためにも、これらの注意点について詳しく見ていきましょう。

勤務先の就業規則をチェック!副業が認められているか確認が必要

まず大切なのが、勤務先の就業規則を確認することです。

医療機関によっては、副業が認められていなかったり、届け出が必要だったりするケースがあります。

就業規則をチェックし、副業が可能な状況なのかを確かめましょう。

無断で副業を始めてしまうと、トラブルに発展してしまう恐れがあるので注意が必要です。

事前に確認を行い、ルールを守った上で副業に取り組むことが重要だと言えます。

副業による過重労働に注意!体力的な負担にも配慮が大切

副業を始めると、本業との両立で労働時間が長くなりがちです。

特に理学療法士は肉体を使う仕事であるため、体力的な負担も大きくなる傾向にあります。

疲労が蓄積して、怪我や病気になってしまったら、元も子もありません・・・

副業のシフトを調整し、休息をしっかりと取るなど、自己管理を徹底することを心がけましょう。

体調に異変を感じたら、早めに対処するなど、健康面での配慮も忘れずに行いましょう。

副業収入の確定申告を忘れずに!税金トラブルを避けるために

副業で得た収入には、確定申告が必要となります。

年間の副業収入が20万円を超える場合は、必ず申告を行わなければなりません。

医療職は副業に関する知識が乏しい傾向にあるため、申告を忘れてしまうケースが多いのです。

確定申告を怠ると、脱税とみなされ、ペナルティを課される恐れがあります。

面倒な手続きではありますが、税金トラブルを避けるためにも、確定申告は必ず行うようにしましょう。

理学療法士の副業選び、ポイントは「無理のない仕事」と「働き方の選択」

理学療法士が副業を選ぶ際は、「無理のない仕事」と「働き方の選択」がポイントとなります。

自分のライフスタイルに合った仕事を選ぶことで、本業との両立がスムーズになるでしょう。

また、副業だけでなく転職も視野に入れることで、収入アップとやりがいの両立が可能になります。

理想の副業を見つけるために、しっかりと情報収集を行いましょう。

自分のライフスタイルに合った無理のない副業を選ぶことが重要

理学療法士は本業だけでも身体的な負担が大きい職種です。

そのため、副業選びでは自分のライフスタイルに合った、無理のない仕事を選ぶことが重要となります。

例えば、子育て中の方なら在宅ワークを選んだり、趣味を活かせる仕事を選んだりするのがおすすめです。

自分のペースで働ける環境を整えることで、ストレスを軽減できるでしょう。

副業は長く続けられるものを選ぶことが大切です。

自分に合った働き方を見つけられるよう、じっくりと検討してみてください。

副業だけでなく転職も視野に入れ、収入アップとやりがいを両立

副業を始めるだけでなく、転職も視野に入れることで、さらなる可能性が広がります。

より専門性を活かせる職場に移ることで、収入アップを実現できるかもしれません。

また、自分のペースで働ける環境に身を置くことで、理学療法士としてのやりがいを高められるでしょう。

副業をきっかけに、自身のキャリアを見つめ直すことも大切です。

理学療法士としてのスキルを磨きつつ、自分らしい働き方を追求していきましょう。

きっと、充実した職業人生を送ることができるはずです。

理学療法士としてのスキルを活かしつつ、自分らしい働き方を実現しよう

理学療法士の副業には注意点がある一方で、自分に合った仕事を選べば収入アップとやりがいを両立できる可能性があります。

勤務先の就業規則の確認、過重労働の防止、確定申告の実施など、しっかりと準備をした上で、自分のライフスタイルに合った副業や転職に挑戦してみましょう。

理学療法士としてのスキルを活かし、自分らしい働き方を実現することが大切です。

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